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kenrokuは石川県金沢市に実在する兼六園をイメージしたSIMです。 庭師をしているbrue Noelが、兼六園にまつわるあれこれをご紹介します。 ※kenrokuは兼六園をイメージしたSIMですが、あくまで架空の存在で実際の兼六園とは異なります。
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2007年12月13日

文豪と兼六園

兼六の新しい看板ができました。



犀星の詩を出してきたのは、まったくの思いつきでしたが、
昨日の会社帰りにふと思い出しました。

そういえば犀星は、芥川龍之介を招いて兼六園を案内したことがあったのだった。
気になって家人に聞いてみると、新聞記事のスクラップが出てきました。
北國新聞 平成12年11月15日(水)の掲載記事の一部抜粋です。

犀星と兼六園で俳諧交遊
 作家芥川竜之介が大正十三年、友人の室生犀星に招かれて兼六園にある料理屋の別荘に滞在した際、
詠んだ俳句七句の直筆原稿が見つかった。句には「364」から「370」まで番号が振られており、時間内に
詠める句の数を競い合う矢数俳諧をまねて連作した句の一部とみられる。いずれも全集などに記載のない
作品で、兼六園を舞台に交遊する文豪の姿を伝える貴重な資料として、金沢市は、平成十四年夏に
開館予定の「犀星記念館」(仮称)に展示する。

 直筆原稿は鉛筆書きの一枚で、兼六園の「虫」や翠滝とみられる「落し水」が題材に取り上げられている。
犀星記念館の資料収集に当たっている金沢市文化専門員の小林照治氏によると、いずれも全集などに
収録されていないという。

 「芥川竜之介 兼六園滞在中句原稿」との表紙書きの裏には「兼六園の翠滝の上なる一亭にて芥川先生より
貰ひしもの 桂井未翁ぬしとともに」と書かれている。大正十三年五月に一週間近く芥川が滞在した兼六園の
「三芳庵」別荘を、大友氏が桂井未翁とともに訪ね、芥川の原稿を受け取ったことがうかがえる。

 芥川が金沢に滞在し、犀星と交遊を深めたことは知られているが、作品としては俳句「簀むし子や雨にもねま
る蝸牛」「乳垂るる妻となりつも草の餅」の二句と、金沢弁で詠んだ歌四首「金沢にて」が残っているだけだった。

芥川竜之介の句

364 その虫の一調子なる高音哉
365 虫の音に足止まりたる廊下哉
366 てのひらに顎埋めて虫をきく
367 虫の原行くとしもなく立停まり
368 虫を聞く汝とわれとうづくまり
369 落し水音のさやかに晴れ渡り
370 野の川に落し細りし水の音


この他にも「兼六園 芥川龍之介」で検索をすれば、いろいろなエピソードが読めます。

時にはそういった情景に思いを馳せながら、園内を散策してみるのもよいかもしれません。

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